言葉

この父親は、自分が社長として成功しているだけに、自分の生き方が正しいと思い込んでいるに違いない。自分と同じ人生を子供に強要しているのだ。一度成功した戦術を繰り返せば、サッカーでも野球でも相手チームに読まれてしまうのが落ちなのに、人生には同…

普段は別にどうでもいいと思っているのに、何か急にある時期がやってくると、同じ物事に対して「やっぱりおかしい!」と妙に怒りがわいてくる。「怒の季節」というのが自分の中にあるんだけど、「怒の季節」に対して「攻撃される季節」というのもある。 この…

やってみるだけならできないことなんてそんなにはないんだ ダメだって言われてることを全部やらないでいたら できないこととやらないことの区別がつかなくなるぞ 自分のこと何もできない人間だなんて思いたくないだろ そんな人間は無害かもしれないけど良識…

深く、深く、考えていたい。 ずっと、ずっと、思っていたい。 好きってそういう気持ちでしょう? (結城浩『数学ガール』より)

ああ… 無念… 無念だ…!くたばるのは無念……しかし…仕方ないのさ… これも…無念であることが そのまま「生の証」だ……!思うようにいかねぇことばかりじゃねえか… 生きるってことは…不本意の連続…時には全く理不尽な… ひどい仕打ちだってある…!けどよ…… たぶん……

行こう…! 座ってる場合か…!刻むんだっ………! 自分の心に…!出来る事…!オレ達には… 何だって出来る事っ…!(福本伸行『最強伝説黒沢(11)』より)

これはフィクションだってあなたたちは言うだろう。 おれもそれは認めるだろう。でも、あなたたち、 この世にフィクション以外のなにがあると思ってるんだ?(古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』より)

どれだけ親孝行をしてあげたとしても、 いずれ、きっと後悔するでしょう。 あぁ、あれも、これも、してあげればよかったと。 (リリー・フランキー『東京タワー』より)

完全でなければ、すべて偽者だ。 永遠でなければ、すべてが幻覚だ。 しかし、永遠たるものが、この世にはひとつもない。 (リリー・フランキー『東京タワー』より)

僕がやるべきことはたったひとつしかない。 この僕の肉体という、なににも増して欠陥だらけの入れものの中で、 なんとか日々を生きのびていくことだけだよ。 単純といえば単純だし、むずかしいといえばむずかしい課題だ。 いずれにせよ、うまくそれができた…

目を閉じちゃいけない。目を閉じても、ものごとはちっとも良くならない。 目を閉じて何かが消えるわけじゃないんだ。 それどころか、次に目を開けたときにはものごとはもっと悪くなっている。 (村上春樹『海辺のカフカ』より)

もし結婚するようなことがあっても、 僕は子どもはつくらないだろうと思う。 自分の子どもとどんなふうにつきあえばいいのか、 きっとわからないだろうから (村上春樹『海辺のカフカ』より)

ノンフィクション? あたしはその言葉が嫌い。 事実に即したつもりでいても、人間が書くからには ノンフィクションなんてものは存在しない。 ただ、目に見えるフィクションがあるだけよ。 目に見えるものだって嘘をつく。聞こえるものも、手に触れるものも。…

なんでもかんでも親のせいにされたんじゃたまらない。(中略) あんたたちはあんたたちで、自分の人生を生きてるとわたしは思ってる。 もしも、わたしのせいであんたたちがおかしくなったとしても、 それはやっぱり、あんたたちが自分で選んだことなのよ。 …

闘いの最中に満足感なんてあるはずはない。 悩んで、苦しんで、その気持ちを整理しようと一生懸命なのだ。 (木藤亜也『1リットルの涙』より)